-部署の業務を紹介してください
小川:ネジの製造で圧造を担当しています。圧造というのは、線材を伸ばしたり叩いたりして、形を変形させる塑性加工(ブランク加工)のことです。
-業務でのポジションは?
小川:ブランクの形を作り上げるまでが仕事です。1人で3台から5台の機械を使用して、製造しています。
素材の切り出し→大枠の形を作る予備成形を数回→最終工程で完成
という工程になりますね。
-今の仕事でおもしろいことは?
小川:製造業ですから、モノを作る楽しさが一番です。
親父が職人なんで、その中で育ったせいもあって、変なこだわりがあったりするんですよ。あまり人が気づかないような細かいところがすごく気になったりと。
例えば、フランジ付六角ボルトの対角をバシッと出したいんですよね。
これができたら、ものすごく気持ちがいいんですよ(笑)
でも、自分で本当に満足するものができるのは、2ヶ月に1度ぐらいなんですけどね。
-逆に大変なところは?
小川:1日かけてできなかったものが、次の日にいきなりできたり、逆にスムーズに行っていた作業が急にできなくなったりと、素材や機械の都合でコントロールが大変なところですね。
材料や金型など、いろいろな条件に左右されますから。最初の金型次第で、大変さは決まるんですけど、いつもああでもないこうでもないと、毎日が試行錯誤しながらの作業です。
-桑名螺子はどんな会社ですか?
小川:自己責任で自由な会社ですね。なので、逆に忙しいときは大変ですけど(笑)
自分たちのやらなければならないことをキチンとできるようになれば、本当に自由でやりやすい会社ですね。